CAME 土佐日記 

序:若葉が目に滲みる時候。夜行バスに揺られ12時間、カメは四国 土佐の国高知へ行って参りました。
四国は本土より海を渡ったはるか遠い南の島・・・。
陸奥育ちのカメにとって四国もハワイも同類項。
期待と不安で胸は高鳴り、バスの中ではあまり眠れませんでした。



1日目:市内を車で走って感じたのは、山が近いということ。
カメの住む福島も山が多く盆地ですから、遠くにかすんで見えますが、それよりもぐっと近い。
そして大きくて豊かな河が多い。
道の途中ではお遍路さんの姿もちらほら見られ、
「あぁ、ここは霊場なのだ」と感じました。20代位の若いお遍路さんもいてびっくりしました。
カメも第三十一番霊場、竹林寺へお参りしました。

夜は高知の郷土料理の店「土佐っ子」へ。
ダンディーなおじ様達が連れて行ってくださいました。
鰹の刺身や鯨の囀り(舌)、ごりの唐揚げ・・・。伊勢海老の活造りなどは海老が踊っていました!みな新鮮で美味
地酒「土佐鶴」をキュッと4合ほどあけたカメは虎になりました。


2日目:二日酔いの為、昼頃まで寝ていたカメですが、「鍋焼きラーメンを食べに行こう」とのお誘いに飛び起きました。
お店は高知市からちょっと離れた所にある須崎市。
なにやら鍋焼きラーメンが市の名物になっているようで、街のいたるところに鍋焼きラーメンの店が!「ここが一番美味しいんだよ」と高知市内の高校教師をしているF本さんが案内してくれたお店は、こじんまりとして家庭的な雰囲気と良心的なお値段。招き猫がいっぱい飾ってあって可愛い!!猫好きのカメは目が釘付けになりました。
ラーメンは鶏がらベースの醤油スープに玉子を落としただけのシンプルなもので熱々。美味しくいただきました。
ラーメン屋さんを出ると、近くにいちご農家が経営している美味しいケーキ屋さんがあるとのこと。海沿いに建つお店で2階から海を眺めながらお茶ができる。なかなかデートコースにつかえそうなおしゃれなお店。ケーキも苺のレアチーズ、苺のムース、etrと苺づくし

途中F本さんが学校の会議で呼び出され、待っている間学校の周りをウロウロ・・・。
校庭から夕暮れ時の空を見上げているとひらひら舞う黒い物体達が!!鳥とは明らかに違う動きのモノをよく観察すると、それはコウモリ達なのでした。

夕食は「源内」という鰻屋さんで食べました。関東は蒸すのでベタッとしていますが、関西では蒸さずに焼くので、パリッと香ばしい鰻です。
きざみ海苔をまぶし、ワサビを添えていただきます。


3日目:午前中、日曜市に出かけました。
高知城の追手門から東西約1kmに渡って開かれ、出店数はなんと600にもなる大規模な青空市だ!歩いている途中雨が降り出したので、市見物を切り上げて「三宅」という讃岐うどん屋さんへ・・・。沢山あるメニューの中から何を選ぼうかと迷っていると、
お隣さんから「ごもくうどん」「私も!」という声が・・・。おもわず「カメも!」まねっ子してしまいました。ごもくうどんは、熱々のかけうどんにおろし、生姜、ゴマ、鰹節、天かす、葱、油揚げ、梅干がのったものでした。(うどんに梅干・・・?不思議な組み合わせだ・・・。)
手打ちの麺はつるんとした喉越しで美味でした

午後からは桂浜にある「富久美味」という伊勢海老料理を食べさせてくれる旅館へ泊まりに行くことになりました。桂浜は「月の名所は桂浜〜」とよさこい節にも歌われた高知県随一の景勝地。旅館から龍ケ岬までお散歩しました。
夕食は料理旅館だけあって豪華!!エビ尽くし!!
カメは仲居さんに
「冬ソナのチェ・ジュウさんに似ちゃう!!」と言われまくり照れました。てへへ・・・。


4日目:富久美味をちょっと朝はやめにチェックアウト。
ロビーから外に出た大きな水槽の中に伊勢海老がうじゃうじゃ・・・50匹以上入っていてびっくり!「ナルホドこの伊勢海老を昨日食べたのね。」と納得し、ふっと隅っこへ見やると1匹の海ガメの姿が!!こっ・・・これは(これも食べるのかしら??)
カメはカメだけにちょっとせつなくなりました。


その後:
岩崎弥太郎の生家 安芸の野郎時計等々を巡り、北川村にあるモネの庭へ・・・。
ここは、フランス印象派を代表する画家、クロード・モネが半生を過ごしたフランスのジルヴェーンの庭を再現した公園で、モネの名画「睡蓮」を生んだ「水の庭」がどうしても見たくて、行きたかった所なのです。水の庭はとても美しく、感動しました。



そこからさらに室戸岬へ・・・。
室戸岬は地図で見ると三角に尖った先端に位置しています。展望台から眺め、その景色も両脇に海を挟んだ逆三角の陸が海の道のように見えて絶景!!
この太平洋は福島のいわきの海まで繋がっているのかと感慨もひとしおのカメでした。
ところで、海岸線を車で走って気になった事が・・・。道沿いに立つお墓が皆一斉に海の方を向いているのでギョッとしたのですが、何か決まりがあるのでしょうか?



夕方は高知市内へもどり、駅近くのレストランで軽く夕食を取り、7:30発の夜行バスに乗り込みました。もっともっと高地へいたいなという名残惜しい気持ちになりました。
途中、明石海峡大橋から見た明石の夜景がとても綺麗でした。
陸と海との境界が一直線に繋がる光がとても幻想的で、山では見られない光景に目を奪われました。
鳴呼 また来よう!!と心に誓い、カメは目を閉じ眠りについたのであった。  

                                            〜完〜