−青茶−



福建省や広東省では日常的に烏龍茶を飲んでいます。
私がこれらの地域を訪れたときは、ほとんどの場所で蓋碗を茶壷として
使用していました。安渓の若い店主に「どうして蓋碗を使っているの?」と
質問したら、「好きだから・・・」という返事が返ってきました。

−さて、まず質問です!!青茶のポイント


「あなたの青茶はどんな青茶?」


−青茶の淹れ方−

・茶壷(チャフー)を使用する場合
・蓋碗(ガイワン)を使用する場合



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「あなたの青茶はどんな青茶?」

ポイント1.どんなお茶にも共通なこと・・・茶器を温める

使用する茶器を全て温めてくださいね。

ポイント2.茶葉に適したお湯の温度で淹れる

青茶は半発酵茶と言われていますが、開いた茶葉を見ても分かりますが、本当に半分発酵ではありません。台湾の包種茶は非常に発酵が軽く緑茶に近い爽やかさです。これに対して東方美人は紅茶に似ているほど発酵しています。なので、とっても奥が深いのもこの青茶です。基本的には沸騰した100度のお湯か90度ぐらいの高温で淹れます。お湯の温度が高温のほうがより香り高くお茶が入ります。

ポイント3.茶葉の形状に適した茶葉の量・・・丸まった茶葉or開いた茶葉?

1.硬く丸まった茶葉・・・凍頂烏龍茶や鉄観音など
2.大きく開いた茶葉・・・岩茶や単叢など


ポイント4.茶葉に適した蒸らし時間・・・茶葉の発酵度と形状(丸まった茶葉or開いた茶葉?)


蒸らし時間は、硬く丸まった茶葉で約1分。大きく開いた茶葉で30秒ぐらいかな。(お茶を飲みなれている人にはやや薄いかも)
これを基準に自分の美味しい抽出時間を見つけてください。



ポイント5.茶葉に適した茶器を使う・・・茶葉の発酵度、香り

使用する茶器は主に、茶壷または蓋碗を茶壷がわりに使用するか。


青茶を淹れるときは朱泥急須や紫砂急須などを使ってみたいものです。また、これらの急須は砂の粗さや成分が若干違っていて当たり外れもあり、よい茶壷に出会う楽しみや養壷(茶壷を育てる=陶器の茶壷は使えば使うほど色艶もよくなり、美味しいお茶を淹れられるようになります。扱いが悪いとその逆も・・・(´・ω・`)・・・)という楽しみもあります。

しかし、陶器の茶壷は香りを吸収しやすく、青茶の種類ごとに使い分ける事が理想的です。とくに、プーアル茶を淹れた茶壷で凍頂烏龍茶など爽やかな茶を淹れてしまうと、味、香りが変ってしまいます。また陶器の茶壷には鉄分が多い砂で作られたものがあり、鉄分はタンニンや芳香成分と結合し化学変化を起こします。結果的に、渋みが和らぐなど味の変化と香りの減少を招きます。鉄瓶で沸かしたお湯でお茶を淹れて、普通の薬缶で沸かしたお湯で淹れたお茶と飲み比べるとその差は歴然です。
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茶壷(チャフー)を使用して淹れる場合(工夫茶)



使用する湯の温度は100度。発酵が軽い青茶なら90度でもO

*功夫とは「手間隙をかける」と言う意味です。
手間隙かけて、心をこめて淹れるのが美味しく淹れるコツですね。

工夫茶に使う道具

1.茶器を温める
  
@茶壷に湯を注いだら、その湯を茶壷から茶海へ移す。
A茶海から聞香杯、聞香杯から茶杯へ湯を移し茶器を温めていきます。
Bこのとき、聞香杯は横一列に並べて置き、茶海で線を描くように湯を注ぎます。


2.茶葉を茶壷に入れる
・小さく丸まっている茶葉の場合、茶壷の底が見えなくなるくらい薄く敷き詰める程度の茶葉を入れます。
・大きく開いた茶葉の場合は茶壷の半分くらいまでいれます。

3.洗茶をする。
@洗茶とはその名の通り茶葉を洗うことです。こうする事で、茶葉についた埃等の汚れを落とし、パッケージの臭いを取ることが出来ます。
A茶壷に茶葉を入れたら湯を注ぎ、すぐその湯を茶海に捨てます。(飲みません)

4.再び茶壷に湯を入れます(飲む分です)

5.茶葉を蒸らしている間に茶海の茶湯を聞香杯に注ぎます。

蒸らし時間は、硬く丸まった茶葉で約1分。大きく開いた茶葉で30秒ぐらい

6.聞香杯に注いだ茶湯と茶杯の湯を茶壷の上にかけます
*CとDの作業を茶葉の蒸らし時間内に行えるといいでしょう。


7.茶壷の茶湯を茶海にあけます。
・こうすることで、茶湯を均一の濃さにすることが出来ます。

8.茶海から、聞香杯へ丁寧に注ぎます。

9.聞香杯に茶杯をかぶせて、くるっとひっくり返して茶托に置いて完成です。

10.聞香杯を茶杯からとり、空になった聞香杯に鼻を近づけ残り香を楽しみます。

11.その後で、茶杯で茶を飲みます。

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蓋碗(ガイワン)で淹れる





*蓋碗を茶壷がわりに使用する場合*

鳳凰単叢や岩茶など、茶葉が大きいものを淹れるのにおすすめです。特に単叢の種類の華やかなお茶の香りを100%楽しみたいなら磁器の蓋碗(磁器の茶壷でもOK)はおすすめです。

1.蓋碗、茶海、茶杯、を温めます

2.茶葉を蓋碗に入れます。
・茶葉が硬く丸まっている場合、蓋碗の底が隠れるくらい敷き詰めます。
安渓で知り合った安渓鉄観音の店主は8gの茶葉を入れてました。
・茶葉が大きい場合(岩茶や単叢)は蓋碗の半分ぐらい入れます。


3.洗茶(茶葉を洗う=茶葉にお湯を注いですぐ湯を捨てる)

4.沸騰した100度のお湯を勢いよく蓋碗に注ぎます

5.茶葉を蒸らす(60秒から70秒)

6.蓋碗の茶湯を茶海に注ぎます。
蓋碗の下の皿は持ちません。片方の手で蓋碗を持ちます。親指、中指、薬指で蓋碗の側面を持ち、人差し指で蓋のつまみの天辺を軽く押さえて隙間を作ります。熱い蒸気が隙間から出てくるので、手首に浴びないように注意してください。無理しないで下さいね。

7.茶湯は最後の一滴まで注ぎきってください

8.茶海から茶杯に丁寧に注ぎます。
聞香杯を使う場合は、茶海から聞香杯に注ぎ、聞香杯から茶杯に茶湯を注ぎます。空になった聞香杯を鼻に近づけ香りを楽しんでください。
その後で茶杯のお茶を味わいます。

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