ジャスミンの中国茶の旅
旅日記

2004年5月6日(水) 曇り→雨  孟カ海(モウハイ)へ樹齢800年の茶樹王に会いに行ったぞ

ついに対面!茶樹王とアイニー族の物語

タクシーで半坡寨(バンポーツォン)まで来た私たち。ここから先は徒歩となった。途中、アイニー族の民家があって、かわいい黒豚さんもいた。「もしや冬瓜猪?」とか思いつつ写真を一枚撮影。


かわいいぞ。でも食用かしら?


道はどんどん細くなっていった。


このゲートはアイニー族のもの。
ここを通って入った人はみな
アイニーの仲間になるそうだ。


これも茶の樹。この辺はこのぐらいの
茶樹が沢山植えられている。
神様が現れそうな山だ・・・。
案内人のおじさんはいろいろとアイニー族の話をしてくれた。

「この山には水の神様がいる」とか

「アイニー族には文字が無い。
神様から文字をもらった時、
漢民族は紙を持っていたので紙に文字を書き写した。
泰族は葉っぱに書き写した。
アイニー族は何も持っていなかったので、牛の皮に文字を書き写した。
ところがその帰り道、アイニー族のその人はとてもお腹が空いてしまい、空腹に耐えられずに文字を書き写した牛の皮を煮て食べてしまった。それ以来、アイニー族には文字が無い」

事実、アイニー族には文字が無く、言葉は全て口承で伝わってきたそうだ。
ちなみに、彼らの言葉で「ありがとう」は「ネムマー」。どことなく日本語に似ていると思った。

半坡寨から山道を歩くこと45分、おじさんが「茶王樹(チャーワンシュー)」と言った。
彼にこの茶樹の名前を質問したら紙に「南糯山古老茶王樹」と書いてくれた。樹齢は800年だそうだ。茶は他の木と比べてゆっくり成長するのだそうだ。その代わり根はしっかり張っていて、地上の幹や枝の広がりと同じ大きさで、地下に根を張っているのだそうだ。

南糯山古老茶王樹

茶葉は大きく細長い

案内してくれた李さん
布目氏の本の写真よりも小ぶりに見える。別の樹だろうか?李さんに枯渇した茶樹王について聞いてみると、
「実は樹齢900年の茶王樹があったのだが、1998年に寿命で枯れた」ということだった。



茶樹王をしばらく眺めていた私たちに、李さんは「もう一つの茶王樹を見に行こう」と言った。
私は本から書き写してきた孟カ海の他の茶王樹の名前を彼に見せた。そのなかに、これから見に行く茶樹の名前はなく、李さんは「竹林茶樹王」と教えてくれた。この茶樹は樹齢700年だそうだ。半坡寨まで戻ってきた私たちは、そこで”青毛茶”(緑茶)と”酸多依(スワンドウイ)”という酸っぱい果物をご馳走になった。

青毛茶は茶水が茶色い素朴なお茶だ。

酸多依は塩をつけて食べるのだが、熟していない果物と言った感じで、酸っぱい上にちょっと渋い。私たちは帰りにこの果物を沢山もらってしまった。

竹林茶樹王までは車で行くことができた。アイニー族の民家の庭にある。
さっそく茶樹王のもとへ。李さんに「上来!(シャンラーイ)」と声をかけられた。
見れば彼は茶樹王の上ではないか!私も一緒に登ってしまった。
しっかりした太い幹がうねうねしながら伸びている。これなら昼寝もできそうだ。


アイニー族の民家

ここの鶏は綺麗で元気

竹林茶樹王

思わず登ってしまった。



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