ジャスミンの中国茶の旅
旅日記

2004年6月17日(木) 晴れ   潮州→安渓

安渓鉄観音を求めて

夕べは音痴のカラオケに起こされてから眠れなくなり、しかも鳳凰鎮でのことを反省し始めたらもうとまらない・・・。安渓でどう美味しいお茶を探すか。とりあえず出されたお茶は「美味しい」と褒めることにした。絶対に否定的なことや半端な知識で技術的なことは言わない。それから「もっと美味しいお茶もあるのかな?」と聞いてみる。相手の様子をみながら、褒めながら聞いてみる、それがいいと思った。

AM8:30のバスで潮州市から廈門に戻った。戻ってすぐに安渓行きのバスに乗った。
安渓行きのバスターミナルは大きなテントって感じだった。扇風機が回っていたものの暑かった。
しかもイナちゃんが「ねえちゃんナイフある?」と聞いてきた。どうやら危険を感知したらしい。イナちゃんは周囲にとても敏感だ。しかしどんな危険があろうと、こんなところで殺傷事件を起こされてはこまる。幸いナイフは取り出し難いリュックの中だった。

安渓に到着したのは昼頃だった。廈門からは田舎道を抜けて2時間半ぐらいかかった。
安渓も潮州同様タクシーが少なかった。ここにはタクシーが21台しかないのだそうだ。タクシーを利用するのはお金持ち。しかも長距離しか走ってくれない。普通はバイクタクシーに二人乗りなのだ。
私たちは荷物が多いもののホテル街が近場(と言っても2キロ以上離れている)のせいでタクシーに載せてもらえずバイクに乗った。私はPC入りのリュックが重くてバイクから落ちそうになるのを必死でこらえた。しかも、雲南省で出会った廈門の男性から教えられたホテルが既に潰れていた。しかたなく別のホテルを探す。バイクタクシーのお兄ちゃんの勧めで安くて安心なホテルへ連れてってもらったが、そこも潰れていた。安宿は潰れやすいのか?。とりあえず中国茶都とい安渓の中国茶モールに近い場所でホテルを探すことにした。そこで中国茶都でぱっと見て感じよさそうなお店に入っておすすめのホテルを聞いた。若い店長さんは私たちに安渓鉄観音を飲ませてくれた。
美味しかった!
こんな適当に入ったお店で美味しい鉄観音に出会えて感激していたら、ちゃんとホテルまで教えてもらえた。一泊200元/部屋 私的には一泊100元以内におさめたいとこだがとても綺麗な部屋だったのでよしとした。しかも朝食代込みだ。

中国茶都はほんとに広い

荷物を置いて先ほどの中国茶都に行った。ここはたくさんの茶屋が集まっている。どこから見て回ればいいかわからない程だ。まずはホテルを教えてくれた店長のお店へ行った。そこでもう一度安渓鉄観音を試飲。今度は落ち着いて味わった。さわやかで雑味がない。やはり美味しかった。「美味しい!」と喜んでいたら店長が「これも飲んでみる?」とさらにランクの高いお茶を試飲させてくれた。
いろいろ鉄観音について話をしているうちに「そんなに茶について知りたいのであれば、うちの店に来ますか?」と誘われた。彼らの店は中国茶都内の他に、街中に立派な店舗を構えていた。彼の親戚のお兄さんが社長だそうだ。店に案内され、そこでランク別の安渓鉄観音を見せてもらった。それから非売品の鉄観音まで試飲させてもらった。これがとってもやわらかい味でまたまた美味しかった。
私は日本で飲んだ参賽鉄観音の感動を忘れられず、彼に、「参賽鉄観音について知っているか?」と尋ねると、少し驚いた顔をした後「これはどこにも売られていない。この店にもない。もし中国茶都で売っていたとすれば名前だけの偽物だ」と言った。このお茶はとても貴重なお茶だそうで、本物はごく一部の人が自分の知人などに分け与えて味わうぐらいで、市場には出回っていないらしい。

今夜もカラオケで寝不足

夜は店長に夕食をご馳走してもらい彼の友達も呼んでカラオケになだれ込んだ。
ちなみに店長は二十歳ぐらいの若者だ。カラオケでは絶叫していた。
日本の曲もあったが、ローテンポのやや年配者向けの曲で盛り下がりそうだった。
ビールで乾杯の儀式が始まってしまった。私はお酒にものすごく弱い。
最初のうちは店長も「無理して一気飲みしなくていいよ」と言ってくれていたのだが、彼自身が完全に酔ってしまうと「三人に乾杯」と言って上機嫌。私が一気飲みしきれず残してしまうと戸惑いの表情をみせた。わたしも「これはまずいかな?」と一気飲みにお付き合い。へろへろになってしまった。
彼らから開放されたのはAM12:30だった。度重なる寝不足もあってかなり疲労がたまっていた。


2004年6月18日(金) 晴れ  安渓→廈門

茶葉大観園はどこにあるの?

今日は茶葉大観園へ行って、時間があれば清水岩へも行こうと計画していた。
ホテルで朝食に肉饅頭と野菜饅頭を食べた。なかなか美味しかった。

それから外へ出てタクシーを探した。タクシーはすぐに見つかったが、運転手に茶葉大観園と清水岩と書いたメモを見せながら「茶葉大観園を知っているか?」と尋ねたら「いける!」というあやしい返事が返ってきた。しばらく彼と問答を繰り返し、彼のタクシーに乗ることにした。1キロメートルは1.6元と「安いな」と思っていたら、2キロから6元とばか高い値段になっていた。タクシーの値段はあっという間に50元を超えた。しかもたどり着いたのは清水岩だ。そのうえ私が彼に「私が行きたいのは茶葉大観園だ」と憤慨して言ったら、彼はイナちゃんにたいして「おまえの通訳が悪い」と怒り出した。イナちゃんは「こんな簡単な通訳も出来ない」と自分を責めて泣き出した。最悪だ。私も多少は中国語が聞き取れるので、イナちゃんが清水岩の話などみじんも彼に言っていないことはわかっていた。かれはとりあえず私たちをタクシーに乗せたくて、メモ書きにあった清水岩に連れてきたのだろう。悪いのはタクシー運転手と準備不足の私だ。とにかく私はイナちゃんをなだめた。

今日は午後から廈門に戻り、廈門から武夷山行きの列車に乗る予定だった。時間は限られていた。仕方なく私は清水岩の観光職員らしき人物をさがし、自分で茶葉大観園について質問した。すると彼は私のノートに茶葉大観園の住所を書いてくれた。タクシーの運転手と争っていてもらちがあかなそうだったので、とにかくそこへ急いで移動することにした。しかし連れてこられたのは”茶葉公園”というところだった。名前が違う。タクシーの運転手がまた適当なところに連れてきたのか?それとも茶葉大観園の別称なのか?分からないが、鉄観音茶のたくさんの茶樹があった。しかも種類が違う。とりあえず片っ端から近くの茶樹を写真に収めた。結局、茶葉大観園についてはあやふやなまま安渓を去った私たちだった。
中国旅行は綿密な下調べが大切なのだと身にしみて分かった。(;´д`)ノ


-熊猫茶館 中国茶の旅トップ-